加賀藩前田家の拠点として栄えた城下町・金沢。美食の町としても知られ、心ときめく和菓子の宝庫ですよね。金沢に旅行に行った気分で楽しめる、おすすめのお取り寄せスイーツをご紹介します。
柴舟小出
「柴舟」とは、加賀百万石の銘菓。
パリパリの生姜蜜をまとった煎餅です。
これ正直、好き嫌いがあると思います。生姜の風味が舌に感じるくらいピリッとくるんです。
生姜の辛みが苦手な方は、ダメかもしれません。煎餅と思って食べると脳がついていかず、概念が覆されます。
オトナになってから初めて食べて、どハマりしました。
おみやげとしてもらい、金沢に行ったときに自分用に購入し、現在はお取り寄せしています。
現地に行かずとも食べられるって、すばらしい!
楽天でも購入できます↓
いろいろなお店のを試してみよう!と思うけど、結局いつも確実な柴舟小出を選んでしまう。
金箔入りとか(笑)いつか。
金沢 うら田
うら田の菓子の中でも、大好きなのが「愛香果」。
ひとことで言うと、和風ポルボロン。
ポルボロンはスペイン・アンダルシア地方の伝統菓子で、口に入れるとホロホロと崩れます。見た目はクッキーのようですが、食感がほんとに不思議。
フランスでは「ブール・ド・ネージュ」なんて呼ばれていたりしますが、個人的には別物だと思っています。ブール・ド・ネージュも好きな部類ですが、くちどけが全然違う。
スペイン旅行中にポルボロンの存在を知り、初めて口にした時はもう、感動!
日本に帰ってからいろいろな菓子店を回って探したものです。
が、現地の味と食感とは微妙に違うな~と。
諦めていたところに遭遇したのが、この愛香果。
味は和風ですが、食感がまさしくポルボロン!
アーモンドとレモン、シナモンの香りが口の中で溶けあいます。シナモンの風味がきいているので、これも好き嫌いあるかもです。
こっちも気になる↓
諸江屋
江戸末期の創業以来、加賀の伝統銘菓を今に伝える菓子店。
なかでも諸江屋といえば、落雁。
あの、お茶請けの、あれです。
江戸時代には人気の菓子だったらしいですが、おいしいものがあふれている現在では、「大好物!」と言い切れる人はかなりレアかも(落雁ファンの方、ごめんなさい)。
かくゆうわたしも、実は苦手な方。
ですが、諸江屋の落雁は、けっこう好きなんです。
干菓子特有のパサつき感が苦手(ポルボロンは好きなくせに)なのですが、こちらの生落雁はしっとり。
いろいろなバリエーションがあって、ひとつひとつ丁寧に作られているのがわかります。
苦めのお茶にあう!
ひとくちサイズがちょうどいい。日持ちするのもうれしい。
落雁のよさがわかるようになったのは、オトナになったからかも。