東京都港区にて。
深夜0時を回ったころ、歩道を歩いているとき、今まで見たことのない謎の生きものが、ふと目の前を横切りました。
一瞬、「猫?」と思ったのですが、猫にしては二回りくらい大きく、しっぽが異様に長いんです。
目の前を通り過ぎたあと、視線を察知したのか、その生きものが振り返りました。振り返った顔は、まるでタヌキのよう。
歩き方や身のこなしなど、全体的なフォルムから猫だと思い込んでいただけに、タヌキ顔の猫に「ひゃっ!」と驚きました。
向こうも驚いたのか、コンクリートの塀にピョンと飛び乗り、フェンスと壁の間の細い塀の上をササッと走って行ってしまいました。
お酒を飲んだあとだったので、飲みすぎか単なる気のせいなのかと思ったのですが……。
後日、この近所に住む知人にこの話をしたところ、「それ、ハクビシンじゃない?」と。
ハ、ハクビシン?
ハクビシン(白鼻芯)は、名前の通り、鼻筋に白い線が入っているのが特徴なんだそう。暗かったので鼻筋まで見えず、果たしてハクビシンなのかは謎のまま。
ですが、東京都内にも1000頭以上生息しているそうなので、その可能性大!
にしても、そのハクビシンらしき生きものを見かけたのは都内でも繁華街に近いエリア。高速道路や幹線道路が走っており、夜間でも交通量はかなり多く、とても野生のハクビシンが棲みついているとは思えないような場所です。
棲みかとして考えられるとすれば、その昔、アナグマが棲んでいたといわれる狸穴町の「狸穴公園」。でも、目撃場所から狸穴公園までは1㎞くらい離れていて、何より交通量の多い道路を横断しなければなりません。
かなりの冒険。
それだけのリスクを冒して、どこへ向かっていたのかも気になります。
飛び乗った塀の先にあるのは、木がうっそうと茂るマンションの庭。一般の人の出入りはほとんどないはずなので、ハクビシンにしてみれば、むしろ公園より安全かも。
もしかしたらこの庭に棲んでいる可能性もあるかもしれません。
超都会っ子のハクビシン!
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