東洋文庫ミュージアムってどんなとこ?
東洋文庫は、三菱第三代当主岩崎久彌氏が1924年に設立した、東洋学の研究図書館です。
東洋学分野では日本最古・最大級の研究図書館で、その蔵書数*は国宝5点、重要文化財7点を含む約100万冊に及びます。内訳は、漢籍40%、洋書30%、和書20%、他アジア言語(韓・越・梵・イラン・トルコ・アラビア語等)10%です。
その蔵書のなかから選りすぐりの逸品を一般に公開するため、2011年に東洋文庫ミュージアムが誕生しました。
*出典:東洋文庫公式ホームページより
東洋文庫ミュージアムの魅力(1)日本一美しい本棚
ミュージアム最大のみどころが「モリソン書庫」。
日本一美しい本棚ともいわれていて、足元から天井まで約2万4000冊の書籍がずらりと並んでいます。
これらは、オーストラリア人ジャーナリストのG.E.モリソン(1862-1920)が、主に欧文で書かれた東洋に関する書籍を収集したもの(モリソン文庫)で、1917年、岩崎久彌氏が一括購入しました。その額は、なんと現在の価値で約70億円だそう。
しかもモリソン文庫は、ただ整然と並んでいるわけではないんです。3階には中国関係、2階には中国以外の地域と大型本など、地域別に分類して配架。地理、歴史、宗教、言語をテーマにしたものが中心で、すべての本にモリソンの蔵書票が貼られています。
几帳面!
東洋文庫ミュージアムの魅力(2)館内撮影OK!
館内は基本撮影OK!
本館の目玉であるモリソン書庫をはじめ、1階のオリエントホールや回顧の路、知恵の小径、ムセイオンの泉など、あちこちに映えスポットがあります。
記憶に留めるだけでも十分楽しめますが、ついつい撮りたくなってしまいます。
カフェへと続く知恵の小径。壁にも注目。
ほかの人の迷惑にならない範囲で撮影も楽しんじゃいましょう!
東洋文庫ミュージアムの魅力(3)洗練されたカフェ
ミュージアム併設の「オリエント・カフェ」では、小岩井農場厳選の素材を使った、東洋文庫ゆかりのメニューを提供。コースも用意され、ランチからディナーまで本格的な料理を楽しめます。
シーボルトゆかりの植物が植えられた庭園「シーボルト・ガルテン」を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
小岩井農場自慢のチーズケーキなどスイーツもあるので、立ち寄ってみてはいかが。
小岩井農場のお菓子や乳製品、おいしいですよね。
たまに食べたくなります。手土産でいただいたりするとテンション上がります。
東洋文庫ミュージアムの概要&アクセス
住所
〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21
開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
カフェは11:30~21:30(ラストオーダー19:30)
休館日
火曜(祝日の場合は水曜)、臨時休館あり
入館料
一般900円、65歳以上800円、大学生700円、中・高校生600円、小学生290円
※六義園とお得なコンビチケットもあり
アクセス
JR・東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩8分
都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩7分
※展示内容やミュージアムの概要等は変更になる場合があります。最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。
まとめ
いかがでしたか。
本が好きな人はもちろん、読書が苦手な方でも楽しめる都内の穴場スポットです。企画展によっては、数百年前の書物や挿絵の美しい絵巻なども展示されています。
近くには、江戸の二大庭園のひとつで、国の特別名勝に指定されている六義園もあるので、合わせて周るのもおすすめです。
貴重な書物を見ていたら、読書したくなりました。
おもしろい本、ないかな。
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